3月27日の夜に、
地域おこし協力隊の活動報告会に出席してきた。
地域おこし協力隊とは、すごくざっくばらんに言うと、
都市地域から移住して、
地域協力活動を行いながらその地域に定住をする人を
国がお金を出して支援する・・・
という制度というか人。
お金を出すといっても、
基本的には地方自治体、この場合は佐久穂町にお金がくる。
地域おこし協力隊員の活動に要する費用が最大400万円まで。
地域おこし協力隊員の企業に要する費用が最大100万円まで。
地域おこし協力隊員の募集に要する費用が最大200万円まで。
あくまでも上限で、色々、内訳や制約はある。
平成21年度、隊員数が全国で89人だったものが、
平成29年度の現在では、全国4830人。
佐久穂町の場合は、今年度・・・つまり平成30年度3月末までは2人。
ひとりは隊員としての任期がこれで終わるので、
来年度は新規隊員3人を含めて4人となる。
佐久穂町の地域おこし協力隊は、
もちろん個人によってその活動内容は異なるのが当然だが、
全体的に空き家対策を中心とした活動をしている。
空き家の改修をして、地域おこしに利用するといったことだ。
もちろん永住するわけだから、
個人の企業も並行してやっていっても構わない。
それが地域おこしや地域活性化などにつながれば、なおよい。
さて、
私はすっかり佐久穂町民になってしまっているわけだが、
今になって思えば、この制度を利用しない手はなかったかなぁって思う。
中山間地で人口が減少する地域に、
新しい形の学校以外の教育の場の提供。
こういうのだって、
地域おこし協力隊の活動として「あり」なんじゃないかなぁって。
どうしても、地域おこしというと、
例えば佐久穂町のよいところを知ってもらおうとする動きが、
まず念頭に浮かんできてしまう。
それ自体はとても良いことなのだが、
果たしてその良さは、
まず佐久穂町の住民そのものが良さと思っているか?
という点と、
都会の人がそれを人生に組み込みたくなるほど良いものか?
という点について、
再度思い直す必要があるような気がする。
まず、私自身が「この生活は素晴らしい!」と心底思えなければ、
きっと、他の人におすすめしたとしても、
嘘くさいんだろうなぁって・・・思う。
みんな、佐久穂町の自然が素晴らしいって言うけれど、
それはどう、素晴らしいんだろう?って・・・。
改めて、客観的に考えて、その答えを見つけ出さなければ、
到底、他の人にはおすすめできないし、共感もしてもらえない。
きつい言い方かもれないけど、
利のない褒め言葉や実のない褒め言葉は、
褒められている対象にとって、勘違いして思考停止におちいりこそすれ、
本気で改善していこうという傾向は見られなくなってしまうのではないかなぁ。
これって、最近の教育でも同じだとおもうんだけどね。
広報編集特別委員会まであと5日
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