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県立高校「学びの改革」に係る第2回地域懇談会?

12月13日18:30から佐久平交流センターでおこなわれた

県立高校「学びの改革」に係る第2回地域懇談会に

いってきた。

参加者は100人ぐらいいただろうか・・・。

中学校の教諭・高校の同窓会関係者が多かったと思う。

 

まず、この題名・・・

あまりにも長い名前で、相変わらず言葉が独り歩きしてるなぁって思う。

まぁ行政ってこういう感じ。

で、内容はというと、高校再編の話。

多分に私的感覚でまとめると、

ひとつは、以前にも書いたが、少子化の影響でハードとしての高校を再編成する話で、

もうひとつが、新しい学力観とそれに伴う高校の教育課程などのソフトのあり方の話。

率直な感想は、

前者については、

再編することに理解を示してもらいたいわりには住民の目線に降りてこないなぁ

・・って感じで、

後者については、

ちょっと言葉遊びがすぎるなぁ・・・って感じ。

 

第1回は残念ながら不参加だったから推測でしかないけど、

そのときは物理的な高校再編の・・・つまりハードの話が多かったみたい。

でも、今回はソフトの面を前面に出して、

なんだかハードの話を紛らわしているような印象だったって、

参加者の見知らぬ人が言っていた。

 

さて、じゃぁソフト面に関して・・・。

まず、

『すべての高校がこれからの時代に必要とされる新たな学びに転換します』

ということらしい。

県立高校は、

どのような力をつけて卒業させるか「生徒育成方針」

教育活動をどのように展開するのか「教育家庭編成・実施方針」

どのような生徒を入学を望むのか「生徒受け入れ方針」

の3つの方針をつくるのだそうだ。

私はここで質問させてもらった。

「その3つの方針を誰がきめるのですか?」って。

県立高校だからそれぞれの高校で独自性がでるのは、

私にとっては望むところだけれど・・・

でも、学校の責任者は校長なわけで、ようするに校長が決めるのか?

教育委員会がトップダウンにするのか・・・

で、県教育委員会の回答は、

「学校ごとに決めます・・・」

???

知ってる、それは知ってる・・・。

今までの学校の伝統やらを重んじるなら今までと同じだし、

大胆に高校のオリジナリティを出すのであれば、

現校長では責任が取れないばかりか、責任の所在があやふやになるし・・・。

きれいな言葉を並べたらなんだかいい感じ?ってことかな?

 

『夢に挑戦できる多様な学びの場、学びの仕組みを整備充実します』

これが方針の2。

前の方針1の高校ごとのオリジナリティについてを、

かっこいい言葉で飾ってある。

実際にできたら面白いと思うけど、

多様化する生徒の学習ニーズに答える高校

産業人材を育成する高校

先導的に改革に取り組むモデル校

の3つを提示していた。

やはり面白いのはモデル校というやつ。

例えばで提示されたのが、

スーパー探求科設置校・信州型SGH指定校・少人数モデル校

おもしろいのは国際バカロレア研究校なんてのもあった。

ようするに画一的な普通高校じゃなくて、

色々な学びを提供したいってことなんだろうけど、

・・・だからそれは誰がきめるんだってぇ~の!

A校がこれで、B校がこれって誰がきめるんだい?

 

方針3『新たな学びにふさわしい環境整備をします』

・・・金がないのはわかっている。

わかっているからこそ言いたい。

トイレ修繕先じゃね?エアコンつけたほうがいいんじゃね?

新たな学びに関係なくね・・・?

 

方針4から方針6については、ハード的な高校再編の話。

『さらなる少子化の進行に的確に対応します』

『多様な学びの場を全県に適切に配置します』

『優先順位を定め、計画的に整備を進めます』

まとめると、

子どもが減るから優先順で高校の再配置するよ~!

ってこと・・・だよね。

実際、それは必要なことで、しかもやらざるを得ないことだ。

でも、やはり住民が気にしているのはその手法と対応なわけだ。

 

折しもこの日、新聞で望月高校に関する報道があった。

望月高校を長野西高校通信課程のサテライト校にするというものだ。

また、その会場では、

小諸高校と小諸商業高校の統合の話が同窓会らしき人から出た。

こうやって、どんどん変化していくのは仕方のないことだし、

必要なことだ。

 

願わくば、ソフトありきのハードであってほしいということ。

ハードの言い訳としてソフトを持ち出すようではいかがなものか。

ハードありきのアイデアは、

もうすでにアイデアという言葉とはかけ離れているものだと思う。

 

本日、総務文教委員会委員会審査

 

 

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