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今回は概要を載せますが、それぞれの詳細については、これからの更新記事でお伝えする予定です。ぜひご覧ください。
はじめに
私は、選挙権を持たないこどもとその保護者のために佐久穂町議会議員になり、こどもたちの守護者たろうと教育分野を中心に佐久穂町の政治に関わってきました。また、こどもたちをはじめ住民のみなさんが、自分のくらしにや未来に直結する政治について、できるだけ興味を持ち理解を深めることができるように、政治的な情報を伝えることを心がけてきました。
佐久穂町議会の中でも、地味な仕事を請け負いつつ、議会活動の下支えになるような仕事に積極的に取り組んできましたが、応援していただける皆さんから「自分の功績をしっかりと住民に伝えることも責務である」と叱咤激励をいただいたので、今回は2期8年間のまとめの意味も込めてお伝えしようと思います。
なお、西部のやった10のことという題名で、10この大項目にまとめてみました。このページではその大項目ごとの思いを綴っています。具体的にやったことなど、詳細につきましてはリンク先をご覧いただければと思います。
① 佐久穂教育に関わる
佐久穂町議会は総務文教常任委員会と経済福祉常任委員会の2つの常任委員会があります。私は8年間ずっと教育関係に関われるように総務文教常任委員会に所属さしてもらいました。総務文教常任委員会ではおそらく1番質疑の量が多かったであろうと自負しています。各担当課に”うっとおしい”と思われたかもしれません。すみません。特にこども課所管の委員会審査では、質疑に関わって、今後の佐久穂町の教育行政について、いくつかの提言もさせていただきました。また、定期的に教育長やこども課長などとお話をさせていただき、良好・・・だと自分では思っているんですが・・・そんな関係を維持していました。
一方で、これまで評価しづらい議員の政治活動ではなく、住民の皆さんに見える形の議会活動の活性化・拡大化に取り組んできました。その中で佐久穂小学校や佐久穂中学校のこどもたちと連携をする企画を打ち出し、つぎつぎと実現してきました。
また、かねてから懸案であった人口減少地域の中学校部活動について、あまりにも顧問任せであった合同部活について、南佐久地域最大数の佐久穂教育委員会が中心となって南佐久合同部活の取りまとめを行うべきであるとを進言させていただきました。
② 佐久穂小学校との連携をはかる
現在の小学校6年生の社会科は、わたしたちの頃とは違い、1学期に公民の学習を行います。議場の見学やこども議会を行う市町村はよく見かけますが、佐久穂小学校6年生は教育長と連携をはかり、庁舎見学とセットで6月定例会の常任委員会審査を傍聴見学しています。私が4年前に企画・運営をしてから定例化し、すでに4回目となります。このように、政治に直接関わる機会を増やし、本物を体感することで自分たちの生活に政治が密接に関わっていることを知ってもらうようにしています。公民教育・主権者教育の一端を佐久穂町議会は担っています。
③ 佐久穂中学校との連携をはかる
佐久穂町議会が11月におこなう町民との意見交換会では、各テーマごとにワークショップを実施します。始まって3回の実施となりますが、そのワークショップで私はこどものワークショップを企画担当しています。こどものワークショップには小学生や高校生も参加しますが、その中心は佐久穂中学校9年生生徒会(生徒会役員・各委員会委員長・副委員長)27名となっています。佐久穂中学校を中心とするこどもたちが、佐久穂町の現状や将来について考え、アイデアを出し合います。佐久穂町議会は選挙権の有無にかかわらず、佐久穂町の未来の姿を意識しています。
④ 佐久穂在住の高校生との連携をはかる
令和6年度にはじめて行われた議会活性化委員会企画 What’s地方議会? は、私が議会活性化特別委員会に企画を提出し反対者もいるなか賛成多数で実施した企画です。この企画にはさまざまな目的がありますが、特に今年度初めて選挙権を行使することになる18歳の高校3年生に、選挙権の意義と佐久穂町議会の存在を知ってもらうという思いの入ったものでした。参加した18歳の高校生には、「知らないことばかりだった。身近に感じられてよかった。」と感想をもらいました。小さな1歩ではありますが、地方議会がこういった企画を実施できるという実例になったと思います。
⑤ 住民に情報を届ける
今まさに皆さんは私のブログを読んでいるわけですが、私はこのブログを使って佐久穂町議会についての動きをお知らせしてきました。2期8年の間、土日祝日などを除き平日毎日更新し、その記事数も約1950件に達しようとしています。うち、議会情報記事が約850件。政治活動関係が約430件。定例会・臨時会での議案の紹介、一般質問の聞き取りメモ、委員会での質問や争点、議会活動の紹介、常任委員会での質問、直接の聞き取りなど、私が重要だと思うものを書いてきました。ぜひ、気になるテーマがありましたらブログ内検索をかけてもらえたら嬉しいです。
⑥ 議会だよりを見てもらう
佐久穂町議会議員になってから8年間ずっと広報特別委員会(旧広報編集調査特別委員会)に所属し、議会広報誌「さくほ議会だより」をつくり続けてきました。そのうち6年間は、広報特別委員会の委員長として「さくほ議会だより」の作成みならず、ホームページやFacebookなどによる広報活動、また議会広報誌をよりよくするための活動をしてきました。なぜならば、議会広報誌は、カッコ配布されるという点において、唯一の住民と地方議会をつなぐ公式な手段だからです。私の議員としての使命のひとつが、住民に政治の情報を伝え、知ってもらうこと。であるならば、この「さくほ議会だより」は佐久穂議会にとってすべての根幹だといえます。だからこそ、めんどくさくて敬遠されがちな仕事であっても、私はあえてそこに注力してきたのです。
⑦ 議会活動をする議員を増やす
地方議会議員は何をしているかわからない。私も当選前はそう思っていました。実際に市議会ぐらいならば各政党や各会派があり、比較的わかりやすい政治活動ができます。しかし、町村議会には会派もなく、ひとりひとりの政治活動はあまり大きくなく、もちろんそれは住民には見えにくいものです。そんな中、佐久穂町議会は議会活動を広げていくことで、議会の見える化を推し進めてきました。ただ、議会活動を広げていく中にあっても、議会議員が働かないのでは本末転倒です。そこで私は、令和5年度の議会委員会編成直前に議会改革特別委員会に提案をし、議員が議会活動を通して働けるように、広報編集調査特別委員会を広報特別委員会に再編、また議会活性化特別委員会を新設しました。それでもまだ積極的に参画しない議員もいましたが、多くの議員が積極的に責任をもって議会活動に参画してくれました。
⑧ 見える議会活動をする
佐久穂町議会は議会改革特別委員会を編成し、その中で多くの議会改革を行ってきました。いくつかの企画はその定例化がなされ、新設された議会活性化特別委員会に引き継がれました。お出かけ議会、議会報告会、町民との意見交換会など、住民の皆さんに参加してもらう議会活動を増やしていくことで、佐久穂町議会の見える化を進めてきました。その中で私は主に、企画段階でのアイデア出しや佐久穂小中学校との連携・調整、各コメンテーターと連携・調整、パワーポイントや配布資料の作成など、あまり目立たない仕事を議会のためにしてきました。これらを議会事務局の仕事であると主張する議員もいますが、私は議会自らの手による議会活動にこそ、住民の皆さんの理解が得られると考え、そこに注力してきました。
⑨ 他議会交流で佐久穂町を知ってもらう
地方議会というのは、さまざまな議会交流を行っています。近隣市町村との合同研修などは、そのわかりやす例です。これらも新設された議会活性化特別委員会が企画運営することになりました。佐久穂町議会は、群馬県上野村・群馬県南牧村・佐久市に加え、令和6年度にはじめて小海町とも合同研修を実施しました。合同研修の際に私は、自分自身が講師となり研修のファシリテーターや講師を務めました。
また、佐久穂町議会は今期、他議会からの視察の受け入れもありました。ひとつは広報特別委員会への「さくほ議会だより」について、もうひとつは議会基本条例や議会企画についてでした。この両方の視察受け入れについて、私はその内容を説明する講師を務めました。
⑩ 佐久地域の議会活動に関わる
令和5年に始まった佐久環境衛生組合は、佐久平環境衛生組合および南佐久環境衛生組合が統合された一部事務組合です。令和3・4年と佐久平環境衛生組合の副議長だった私は、新組合における議会体制や人数、委員会構成などについて、立場上、様々な進言を行いました。
また、佐久地域全体に向け、佐久穂町議会広報特別委員会の企画として、議会広報誌作成についての近隣市町村議会に呼びかけ、オンラインによる議会広報誌情報交換会を実施しました。市町村ごとの議会広報誌の作成方法などの情報の共有ができたことは、貴重な経験だったと思います。この企画は1回のみですが、選挙や委員会構成が変わる2年ごとに今後継続して実施できるようにしていきたいと考えています。
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