3月2日に3月定例会が開催されて、
即日、可決された議案25号。
ずっと案件になっていた小学校跡地利用の課題。
そのひとつが現実的に進むことになる。
佐久穂町の旧佐久西小学校は、
その土地柄から、
掘ったら縄文時代の遺跡や遺品が出てくるところ。
なかなか、掘り起こしてまでの工事は、
発掘作業なども加わってきたりして難色が示される場所だ。
そんな中で、
校舎ごと利用してくれる企業があれば・・・
という状態であった。
そこに手を上げてくれたのが、
旧佐久東小学校を利用して、
日本初のイエナプラン教育を具現化した、
私立大日向小学校を運営する茂来学園。
理事長である中正 雄一氏は、
株式会社グローバルキッズCOMPANYの代表取締役でもある。
この茂来学園が、
大日向小学校・中学校に引き続き、
高等学校を旧佐久西小学校跡地に設置する予定だ。
学校跡地を学校として利用してもらえるのは、
佐久穂町や地域としてはとてもありがたいことだ。
しかも、正式な取り決めは今後となるが、
旧佐久西小学校の体育館の、
従来どおりの避難所としての活用や、
地域の社会体育の場としての利用も考えられている。
くわえて、旧佐久西小学校の記念碑なども保存されるとのこと。
なんにせよ私としては、
佐久穂町に高等学校ができることは嬉しい限り。
もともと旧佐久西小学校に県立高校が持ってこれたら・・・
なんて妄想をしていたから、
そういう意味では形が違えど、
ひとつの妄想が具現化したわけだ。
現状、学び方の変化が著しい昨今である。
高校入試という制度の改変も現実的な今、
自分の伸ばしたいところが伸ばせる教育方針の高等学校が、
佐久穂町に私立といえども存在し、
そこが佐久穂町や南佐久地域の高校生にとって、
将来へ道を切り開くための拠点となってくれることは、
なんとも心強いことだ。
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