午前中に議会改革特別委員会の町民交流チーム会議に、
午後には視察研修特別委員会に参加。
午前中の町民交流推進チーム会議では、
佐久穂町議会の議会報告会が実施できるかどうか
を検証している。
あくまでも検証であって、
実際は企画を立てて、
議会改革特別委員会で賛成を得て、
さらに全員協議会で承認をされる・・・
という手順を踏まねばならない。
実際、多くの市町村議会が報告会を行っているが、
その実施の成果ということでいうと、
積極的に評価をしている意見をあまり聞かない。
ここには、
議会報告会に参加する住民へ満足度が低くなりがちだ・・・
という現実があるように思われる。
面白い時間が過ごせるか?という方法論的なところも、
確かにあるとは思うが、
私が思う最大の問題点は、
住民にとっては行政と議会とにあまり区別がない・・・
ということだ。
つまり議会としては議会が何をしているのかを、
知ってもらいたい!
という思いがあるものの、
住民としてはそれよりも
市町村にこうしてほしい!
という要望を伝えたい・・・
という思いが強いので、
議会と住民との間に
大きな溝ができてしまうことが多いのだ。
しかも、議会議員は
こうします!
と、行政ではないので明言できない。
さらに同じテーマについても、
Aと考える議員もいれば、Bと考える議員もいるし、
もちろんnot Aもnot Bもいる。
その多様さが議会のよいところなのだが、
この場合も、いち議員としての発言はできても、
議会の総意としての発言はできない・・・
という苦しい事情がある。
だが、それでも、
議会についてを住民に
知ってもらうことを止めるわけにはいかない。
どこかの誰かが、
教育の場面で言っていた。
池に小石を投げるが如し・・・
投げたときは波紋がもわーんとできるが、
すぐに水面は静まり返る。
でも、それを投げ続けなければならない。
投げ続けるうちに、
もしかしたら池の中のある部分に石が溜まってきて、
うっすら水面に石の存在が見えるようになるかもしれない。
議会報告会も同様だと私は考える。
まぁこう考えられて、しかもそれをもっともだと思うのは、
教育者であるからだろうと思う。
いずれにせよ、私としては、
できるだけ楽しく充実した時間を過ごしてもらえるような、
そんな報告会を紡ぎあげていきたい。
自分のことを知ってもらうための努力は必要だが、
その方法が間違えば、
女の子を付け回すストーカーみたいな・・・
それこそ迷惑な存在になりかねない。
まずは相手にたくさんの、
へぇ~と、なるほどねぇ~
を言ってもらえる会にしたいものだ。
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