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被災後の一般質問1日目!

12月定例会、一般質問1日目。

午前2人、午後3人。

いつもと同じ様に各町議会議員から出された

一般質問の内容から私が興味ある内容をピックアップ。

その上で、私が思っていることを書いていく。

もちろん一般質問では、それぞれの町議会議員が、

それぞれ思うところがあって質問をしているわけで、

概要については2月に発行される議会だよりを見てもらいたい。

詳細についてはせっかくだからその質問をした町議会議員に、

直接、連絡をとって話を聞いてみてもらいたい。

 

被災した農地復旧についての質問があった。

基本農地復旧については補助する仕組みがあるが、

佐久穂町としてはさらにそれに加えて、

町単独での支援も加えるとういう方向性が示された。

国が0.3、県が0.15、町が0.15。

さらにこれに町単独の支援を0.3加えて、

0.9の補助とするらしい。

 

事前に専決処分を行った分と今回の補正予算、

あわせて39億8000万円ほどになるが、

そのうち8割程度が国や県からの補助など特定財源で、

2割が基金を取り崩したしするなどの一般財源となる。

それでも、復旧に対しては、

俗な言い方をするとお金を惜しまない感じが伝わってくる。

もちろん、そのお金を出すにあたっては、

公明正大でなくてはならないので、

手続きには手間がかかる。

それは致し方ないことだ。

 

各戸設置の防災無線についての質問があった。

私の家でもあわてて電池を交換した。

佐久穂町の防災無線は通常は電源から取っているが、

もちろん電池による起動もする。

・・・とはいっても、

使っているうちに、

電池がなくなっていることはもとより、

電池が入っている事自体をすっかり忘れてしまう。

今回の災害については、停電断水があったため、

電池頼りの防災無線機だったわけだ。

ちなみに後日、

町から各戸へ電池の配布があったのを付け加えておく。

 

被災した場所の復旧やさらなる防災について質問があった。

今回被害が大きかった抜井川流域には、

橋脚や橋桁に流木が詰まって、

せき止められた水が溢れたところがあったし、

中には大きな岩が河川の中にあって、

流量が制限されて溢れたところもあったという。

いずれにせよ、災害前と同じに復旧したのでは、

少なくとも同等の災害が訪れたなら、

同様の被害が出る状態だということは、

復旧にあたっては常に頭に入れておくべきことだろう。

 

他地域からの応援やボランティア活動についての質問があった。

今回、岐阜県を始めとした色々な自治体からの

人的支援があった。

今回は助けてもらった側だったわけだが、

実はこれは支援する側の自治体にも将来的にはメリットがある。

基本的に災害というのはイレギュラーなできごとだ。

その対応というのはそうそう機会を得るものではない。

だから、それぞれの自治体にとって、

佐久穂町に人的支援をすることは、

派遣する側の自治体にとっては研修以上の機会になるといえる。

もちろんそれは逆の立場でも言えることで、

佐久穂町の役場の職員は、

研修の一環として被災地への支援を経験すべきだろうし、

実際、それを意識して町は動いているようだ。

 

会計年度任用職員についての質問があった。

国から指示されている働き方改革の一貫で、

いくつもの条例が制定・改定される。

それについて出される問題点は実に多い。

その町議員も同じように懸念を表明し、

その点についての質問をしていた。

いわゆる臨時職員が同じ賃金形態で同じ責任を負うとしたら、

当然ながら、佐久穂町の人件費が増えるのは想像に難い。

しかも、職場の中では、

その能力についての議論が出ないわけにはいかない。

簡単に言うと無能な正規職員と有能な臨時職員・・・

どちらを重要視するのか!!

ということは究極的に突きつけられるし、

労働力を提供する側からも当然追求されることになるだろう。

さて、どうしていくのか・・・。

 

ちなみにこの1つの抜け道といえるのが、

包括委託というものだといえる。

ある分野をドーンと委託してしまうことにより、

佐久穂町自体が雇用をする必要がなくなるということだ。

だが、それが果たして今後の町の運営にとって、

プラスになるのか?マイナスになるのか?

 

1日目は合計5人。

台風19号についてが多い中、

今後の町政に大きな変化が求められる、

会計年度任用職員についての質問があったことがすばらしい。

 

明日、12月定例会一般質問2日目

 

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