スポンサーリンク

立場による善の具現化?

佐久穂町議会12月定例会が開会された。

今回は承認2件、条例案23件、報告1件。

 

町長の招集挨拶では、以下のことが報告された。

台風19号災害についての現状報告。

新庁舎の今後の予定。

東京で行われた移住セミナーについて。

ふるさとCM大賞に2作品を応募し、佐久穂町いいずら発掘隊が応募した

峠でつながる人と人 佐久穂町と上野村

が、長野県知事賞を受賞したこと。

敬老訪問の実施。

民生児童委員が選任されたこと。

プルーンのブランド化で東京でイベントをした・・・

プレミアムプルーンというそうだ。

豚コレラのワクチン接種が始まったこと。

昨年、業務委託をした駒出池キャンプ場が、

利用者145%増、売上230%増と好調で7割が首都圏からの利用者だということ。

スキー場が12月4日にオープンしたこと。

 

話をもどして、議会にあげられた条例案についての概要を。

承認2件のほとんどは、

台風19号災害に緊急対応するためにお金を使ったこと、

の、専決処分への議会の承認を求めるもの。

また、一般会計をはじめ各特別会計の補正予算が7件。

 

条例案について、

もっとも大きなテーマは働き方改革。

正規雇用と非正規雇用の格差を是正すべきという方向性の中で、

公務員の非正規雇・・・いわゆる非常勤・臨時職員というのをやめて、

正規職員と同じような取り扱いとして、

会計年度任用職員として運用すること、

と、国から方針が示されたことにともなう条例の制定をする。

その制定とそれにともなう関連条例の改定もふくめ11件。

 

この件についてはいろいろな問題をはらんだままだ。

その点では教職員給与特別措置法と同様だ。

根本的問題は、

人手が足りないこととお金が足りないこと。

業務に対する人手が足りない。

人手を増やそうとしても金がない。

ここで2つの道に分かれる。

1つは、お金がないから今以上の労働力を現状の人手で捻出する。

もう1つは、安い労働力としての人手を確保する。

 

これを改善する方法として、

最近、国から法律や方針が出ているわけだが、

お金がない以上、

やはり現状で問題解決の方向にはすすまないと考えられる。

これは資本主義国家の中で、

国民が大きい政府を求めてきた・・・

というか、権力者が選挙で勝つためには、

その国民の要望に答えなければならないという必須事項による

しかたのないというか、当然の歴史の流れであるように思う。

 

なにがしかたがないのか・・・

お金がないことに決まっている。

横暴な考え方かもしれないが、

資本主義とは人の欲に根ざした社会の仕組みだ。

当然、経済的平等という価値観は下位のものとなる。

下位どころかそれを否定するところから資本主義はできている。

ところが経済的平等を訴える考え方があったとしても、

それは歴史上、

社会主義と呼ばれたり共産主義と呼ばれたりするかもしれないが、

その考え方そのものが現実的に崩壊している現状がある。

ようするに人の欲というものを原動力とする力は

それほど強いということだ。

 

で、きっと今の時代はその欲を満たすに足るだけの

お金がない!

ということなんだろうと思う。

 

毎度毎度、学校業界や教員の話を例にとって申し訳ないが、

学校は義務教育をするところであって、

学業の基本的な機会を与えるところであると、

すっぱり割り切ってしまうのなら、

きっと人手は今のままでも十分ということになるだろう。

もめごとの仲裁もしないし、

余分な課外活動もしない。

給食の時間もなければ給食もない。

さらに、学習の機会を提供するだけなので、

子どもの学力が低いことに対する責任は本人と保護者にある・・・

ということになれば、

簡単に言うと、学業以外のサービスを提供することをやめてしまえば、

人手不足も資金不足もどこ吹く風ということになる。

 

行政サービスについても同様で、

親切心を半分ほど捨ててしまえば、

一気に問題は解決するように思われる。

 

勘違いしないでほしい。

私は問題の本質に触れようとしたに過ぎない。

 

私の考え方を

・・・現実的ではないと言われてしまえばそれまでだが・・・

あえて書かせてもらうと、

お金を持っている人は富の再分配に積極的になり、

お金をもっていない人は富の再分配に謙虚になり、

働かせている人はできるだけ休みを取れるように最善をつくし、

働いている人はできるだけ短時間で仕事が済むように工夫する。

それぞれの立場でそれぞれの善を具現化できるように、

行動すべきだと私は思っている。

いや、他人に望むのではない。

私の立場での善と思われる行動を実行するしかないと思っている。

人の欲というものに勝てる考え方ではもちろんないことはわかっている。

いや、だからこそ、

そういった道徳的な考え方が必要なのだと思っている。

 

何度も言うことになるが、

悪口を言われたために暴力を奮ったという事柄に対し、

悪口を言った方には悪口を言わないことを諭し、

暴力を奮った方には暴力の罪悪を説く。

立場によってそれぞれが改善するための、

やるべきことがあるだろう・・・

というのが私の根本的な考え方だ。

 

12月定例会一般質問1日目まであと7日

 

 

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました