7月10日は午前中に佐久穂小学校で、
支部児童会があったわけだが、
そのあと「佐久穂いいずら」という佐久穂のお祭りの、
子ども神輿について、
佐久穂町商工会青年部から説明があった。
昨年は天候不良のため、
残念ながら中止になったが、
毎年、7月下旬の土曜日に東町の商店街を中心に、
夏祭りが実施されている。
その中の1つのイベントとして子ども神輿がある。
小学校3年生から6年生までの
参加希望者で商工会青年部がつくった神輿を担ぐわけだが、
商工会青年部としては少し悩んでいるようだった。
簡単に言うと、
参加者が少ないとか盛り上がらないといったことだ。
正直、どこの祭りでも・・・特に人口減少地区ではなおさら、
そういった問題が発生する。
私も意見を求められたので、2点ほど指摘をさせてもらった。
1つは神輿を担ぐ意義を今の子どもたちが感じていないということ。
ましてや、商工会青年部が一生懸命、
子どもたちのために作っても、
自分たちの思い入れもないので粗雑な感じが伺える。
無理を承知でいうと、
自分たちで少しでも神輿の制作に関われば事態は変わると思う。
また、そもそも神輿がどんなものかが、
子どもたちに達していないという点も大きい。
2つ目は佐久穂いいずらというお祭り自体に活気がないこと。
これはもちろん商工会青年部の責任ではない。
子ども神輿でお祭り全体が盛り上げよう・・・
という気持ちは称賛したいが、
それは根本的に本末転倒で、
佐久穂いいずらが盛り上がるから、
子ども神輿も多くの参加者が得られるものだと、
私は考えている。
そもそもお祭り自体に、
子どもが楽しめるものが少ないのが問題だ。
商工会青年部は現状を真摯に受け止めているようで、
他の保護者の皆さんにも意見を聞いてきた。
出された意見は抜粋で以下の通り。
神輿が身近でない。
習い事やスポーツ関係と重なっている。
保護者が同伴できない。
同伴できない上に、会場が遠くて参加できない・・・など。
特に最後のものは非常にリアル。
佐久穂町は佐久町と八千穂村が合併してできた町。
小学校も佐久穂小学校に全部統合したが、
当然、遠方者というのはいて、
普段からスクールバスを利用している人も多い。
そんな中で、子ども単独でお祭りに来ることができる人は、
やはり限られるのが現状なわけだ。
遠方の子どもがお祭りに単独参加するということは
現実的に難しい。
とはいっても、
商工会青年部の子ども神輿をなんとか継続したいし、
継続するなら、意味のあるものにしたいという思いは、
すばらしいことだし、
こういった人たちが佐久穂町を支えてくれているということは、
敬意をもって申し添えておきたいと思う。
7月全員協議会まであと9日
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