ゴールデンウィークが10日間もあれば、
色々なことがあるわけだが、
とりあえず、
そのうちの数日は農作業をやった。
毎年の恒例行事のようになったのが、
田んぼの代掻きと、
ウド埋めからのウド掘り。
ウドはよく言うところのウドの大木のウド。
その若木の部分を刺し身や煮物、きんぴらなどで食べる。
まさに、有名な春の山菜のひとつ。
食べる部分の茎を固くしないために、
生えてきたら土をかけ、
またのびたら土をかけを繰り返す。
だからウド埋め。
で、あまりに大変なので適度のところで、
もう1回掘り返して、根っこ近くでサクッと収穫。
だからウド掘り。
正直、それなりに取れて・・・余っちゃうんだよね。
いや、今回はウドの話じゃなかったわ。
そのウドの生えている畑からさらに奥に入っていくと、
代掻きをしたり、土手の草刈りをしたりする田んぼがあって、
さらにその奥の山の中に、
しいたけの栽培のための木が立ててある。
実はそのしいたけの栽培している場所、
ゴールデンウィークのはじめごろに、
これからいっぱい生えてくるんじゃない?
ってワクワクしながら状態を確認したわけ。
で、ゴールデンウィーク終わり頃に、
これまたワクワクしながらハサミもってでかけていったわけ。
・・・
・・・
ひとつもない!
生えてないわけじゃない!
全部、小さいものまで引きちぎられて、
全部持っていかれてしまっている!!!
木の皮までバリバリにしてってある・・・。
まじか!!!!!
そう、誰かに持っていかれてしまったのだ。
地元の人が盗んだとは考えづらい。
だって、ちょっとでも目撃されたらバレちゃうから。
おそらく、
都会の人がきて持っていってしまったのではないか?
よくある話だが、
この時期、都会の方から山菜採りにくる人がいて、
人の山だろうがなんだろうが、
勝手に入って、
山菜などを収穫していってしまうことは、
よくあるらしい。
・・・いや・・・
いくらなんでも、しいたけを栽培している場所から、
山菜でもないしいたけを勝手に持っていくだろうか?
「わ~!しいたけいっぱいはえてる!」
って無邪気に持っていったのだろうか?
だとしたら、あまりにも無知すぎる。
栽培していると知っていて持っていったのならば、
それ以上に、無知どころかそのまんま犯罪者だ。
そうはいっても・・・
いくらなんでもそれはないだろう?
って思っていたら、
過去に、人の山に勝手に入って、
知らない人がバーベキューをやっていた
って話も聞いた。
確かに、都会の人にとってみたら、
山は自然のものであって、
誰のものでもないと思っているかもしれない。
そもそも、山には所有者がいて、
その人達が、手入れをしながら、
管理をしているなんてことも知らないのかもしれない。
海の浜辺にいけば、
勝手に、誰に断ることなく、
バーベキューができるといった感覚なのかもしれない。
いや!違うから。
不法侵入と窃盗だから!
その後、プンプンしている妻と相談。
どんな文句を看板に書いて置いたら、
そういう被害がなくなるだろうか?
「勝手にとらないでください」
では、あまりにインパクトがなさすぎる。
そして夫婦の間で1つの結論に達する。
「〇〇含有しいたけを実験栽培中」
と看板に書いておいて、
〇〇の部分をマジックで上から、
グニョグニョって消しとけばいいんじゃないか?
おそらく勝手に収穫していってしまう人たちは、
周りのことよりも自分のことが大事な人が多いから、
自分の体に影響がでちゃうかも?
って思える看板には強く反応するんじゃないかな?
倫理観に訴えるよりも窃盗者の健康に訴えたほうが、
効果が高いだなんて、滑稽な話だね。
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