私は英語がとても苦手だ。
いや、苦手だという意識をもったまま、36年間生きてきた。
あれは中学1年生のころ。
忘れもしない。
中学1年生の英語の先生はいつも竹の先が割れた棒をもっていた。
その先生は、前回行われた授業の英文を、
毎度毎度、授業の最初に小テストの形で確認させた。
5点満点。
2点以下だったか3点以下だったか・・・。
授業の最後に返却され、
不合格になったものは廊下に正座をして並ぶ。
休み時間になり、
その並んだ頭を、さっきの竹でコンコンたたく。
お前はアホか、と言いながら軽くたたく。
人数が多いときは、
お前はアホか、か、か、か、か、か・・・と増えていく。
私もそれほど真面目に学習するほうじゃなかったから、
6月ぐらいに初めて不合格になる。
そのとき、こっちへおいでコロ・・・コロは犬なんだけど、
その英文がバツになったおかげで結果、不合格になった。
そのバツになった英文が、
Come here, Koro.
一見、正解のようにみえるが、教科書ではCoroだったため、バツになった。
このとき、
あぁ、なんて英語は理不尽なんだ・・・
正座して頭を叩かれるという屈辱を味わった私は、
英語がそれ以降、大嫌いになった。
今にして思えば、
最初から教科書どおりの英文が出題されていたわけだから、
当然バツになるし、
むしろ、教科書の英文通りだからこそ、
このドリルは合格点が取りやすい形式となっていたんだろう。
コロ1つで不合格になったわけではなく、
他の英文もバツだったわけだから、
不合格という結果にたどり着いたのに、
コロだけのせいにしていた当時の私はなんと愚かだったことか・・・。
そもそも、不慮の事態に備えた対応をすべきなのは、
至極当然のことなのに・・・。
とまぁ、英語が嫌いになった話はこれまでとして、
英語がきらいだから真面目に学習してこなかった歴史が私にはある。
塾の講師になってからも、数学が中心だったこともあって、
英語に触れる機会が少なかったのもそれに拍車をかけた。
ところが、最近、
佐久穂学習倶楽部で英語をなんとかしてほしいという要望のもと、
英語を指導するようになった。
もちろん、慣れてできるようになる・・・
なんて指導は、塾であることからもやりにくい。
本当は、慣れに慣れて、
言語としての英語を身に着けられれば、
こんな幸せなことはない。
が、私にはそれはできない。
私自身の能力のなさはもちろんのこと、
高校受験を控えた子どもたちにそれをこなす時間が少ないからだ。
というわけで、
あくまでも技術的に英語の点数をとるために、
自分で英語という学問や内容を検証し始めた。
その結果が、これ。
[pdf-embedder url=”https://nishibe.sakuholearning.club/wp-content/uploads/2020/06/c3c22641f6ef237c263cd8034de1e45a.pdf” title=”英語文の構造”]
中学生で学ぶ英語の文を、バラバラにしてみた。
そんでもって、2ページ目には、
名詞に関して、修飾する語がどのように関わるかも図示してみた。
英語がほとんど出てこない・・・
実に、英語学習のためのとは思えない図。
それでも、英語を構造として理解しながら、
まさにパズルのように、
もしくはゲームをするように、
学習していくためには、
1つの実験としてアリかなぁって思う。
そもそも英語の高校入試が、
そして中学校で行われる定期テストが、
どこを目標にして作られているのかが、私にはわからない。
文法的な何かを確実に理解しているかを試すのであれば、
それこそ文法的な学習は避けて通れない。
意味がわかって、理解ができて、伝えることができることを、
その主眼とするならば、
申し訳ないが、世の中の英語のテストのほとんどは、
改編を迫られることになるのではないか?
特に、未だに私立大学の英語の入試問題は、
簡単になればなるほど文法的な問題が増える傾向にある。
このシートを使いながら英作文をしつつ、
英語の単語や基本文を書くことで習得してく。
とりあえず、佐久穂学習倶楽部での学習はそういうことになろうと思う。
もちろん、私の佐久穂学習倶楽部での目標は、
高校入試で、志望校に合格するための点数を確保することであるので、
それに見合った方法を選択しているに他ならない。
リスニングの練習ももちろんするし、
長文読解の練習ももちろんする。
だけど、英語がどんな言語なのかを知らないで、
それらに挑戦するのは、
野球のルールを知らないで、
野球の試合に臨むのと同じぐらい危ういと思うのだ。

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