前回の記事で、
5万円給付の補正予算が可決されたことを書いたが、
政策として各市町村で分かれているのが、
のこりの5万円分の給付方法である。
国が決定した子育て世帯に子ども分1人あたり10万円を給付する政策。
これが、何対策でどのような効果を期待しているのか?
という根本的な話はあまり聞かない。
わかりやすいからだということだろうか・・・
その給付方法にばかり話題が集中している気がする。
苦労している子育て世帯を救済するのが目的なのか、
それによる経済効果を狙っているのか・・・
そもそも1人10万円相当を給付して、
子どもを育てるための利用がどれほどされるのか・・・
苦しい家庭というのはなにも子育て世帯だけではなかろうに・・・
とも思うわけだ。
ある意味、手段が目的となってしまっている気がする。
さて、10万円給付についての基本的な方法は3つ。
10万円一括現金給付。
5万円を2回、現金給付。
そして国が基本想定としてる5万円現金給付、
さらに5万円分のクーポンを配布。
佐久穂町は、3番目を採用する予定。
つまり残り5万円はクーポンを配布する予定だ。
さまざまな意見があるし・・・
いや、そもそも国のレベルですら・・・なので、
佐久穂町内でも議会内ですら様々な意見があろうとは思う。
私の意見を言わせてもらえれば、
正直どちらでもよいと考えている。
つまり、先も述べたとおり、
この10万円配布が何を目的とした政策なのか!
ということがはっきりされていない状態であるので、
ぶっちゃけちゃうと、
地方自治体がその手段に意味を持たせる必要性が出てくる。
その目的を達成するための手段を、
地方自治体が目的のためにどう位置付けるか?
ということが重要なのだと思うからだ。
佐久穂町では佐久穂町の経済を少しでも回すための、
起爆剤の一部として考えている・・・
のではないかと思う。
だからその目的のために1番効果的だと判断しての、
クーポン配布という手段であろうと思うのだ。
だからその目的を達成するためには、
例えば、クーポン配布の際に、
町単独の財源で、
なんらかの付加をつけるなどのことも考えられる。
ようは目的があっての手段であるという・・・
そしてその目的が
しっかりと語られることが大事なのだと思う。
そこがしっかりと町長の口から語られて、
それゆえに手段をこのようにとるとの説明がなされるのであれば、
私はそれを評価したいと思っている。
さて、この残りの5万円給付については、
できるなら専決処分ではなく、
臨時会での採決を経て、
補正予算を執行してほしい。
そのとき、
どの議員がどのような意見や考え方を持ち合わせるのか?
とても興味深いところだ。
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