2015年4月に行われた第18回統一地方選挙。
要するに多くの地方自治体で、その長と議員の選挙が行われた。
統一といっても、
都道府県知事選挙について例にとると、47都道府県中10道県だけだから、
まぁ多いなぁっていう程度かもしれない。
でも、統一地方選挙というネーミングでクローズアップされることもあって、
マスコミはここぞとばかりに
地方自治体やその選挙の在り方について報道する。
で、よく言われるのが投票率。
政治への無関心をはかる指標としてよく使われる。
ちなみにこの時の投票率は
市町村長選挙が約50%。
市町村議会選挙が約47%。
つまりおよそ半分が投票をしていない。
この時もマスコミはこれを問題視した。
ふと思う。
あなたが中学校の先生だったとしよう。
生徒会の選挙の時、
選挙管理委員が自分の教室でみんなに選挙用紙を配る際に、
クラスの半数が
「いや、興味ないんでぇ。そんな紙、私はいらないで~す」
と騒ぎたて、それを聞いた選挙管理委員があたふたしていたら、
あなたは生徒たちにどう言葉がけをしてあげるだろう。
頑張って、生徒会に参加する意義を伝え、
投票の大切さを伝え、
民主主義とはどういうものかを伝えたとしても、
「え?だって半分ぐらいの大人は選挙いってなくて、
しかもそれで立派に大人をやっているじゃないですか?」
と反論されたらどうだろう。
「大人は忙しいんだよ!」
なんて発言しようものなら、それこそ泥沼。
「子どもは忙しくないのか」とか
「酒飲んでるじゃん」「プロ野球みてるじゃん」とか
子ども側の反撃は火を見るよりも明らか。
私は特に自分を省みて思う。
私は偉い存在じゃないよって。
でも、いつでも
それを自覚しつづけることだけは
忘れないようにしたいと思っている。
さて、投票率。
2013年4月14日に実施された前回の佐久穂町議会議員選挙。
なんと得票率は77.13%!
これはすごい。
これって、佐久穂町の自慢じゃないかな。
当時、有権者10,000人規模で77.13%。
この町は政治の意識が高いということ証拠だ。
どう?
今度の選挙は90%越えをねらってみない?
町長選挙もあることだし。
1人ひとりが、
自分で情報を集め、自分で考え、自分で判断して、投票しに行こう!
せっかくの機会だ。
私は中学生によく言う。
考えるということは、言語化できるということだ
って。
「う~ん、う~ん」って頭をひねっているのは
考えているフリにすぎないんだよって。
もし、町民のみなさんが、
自分の投票に関する行動について
言語化をともなった思考をしたら、
実は投票率90%突破なんて、容易なことなんじゃないかな。
しかもそれによって、
佐久穂町の向かう未来が、いくつも開けてくると思う。
選択肢が多くなれば、人生が豊かになる。
さらに、マスコミなんかに
「町民全員で町政に関わろうとする町」
なんていわれちゃったりして・・・。
選挙直後に話題にならなくても、
2019年の統一選挙の時に、
「2年前にすでに投票率90%以上を実現した町があった!」
「再生!地方自治体の姿!Look佐久穂町!」
なんてテレビで小特集組まれて紹介されちゃったりして・・・。
あぁ、昨日からの妄想癖がぬけておりませぬ。
でも、余分なお金をかけずに佐久穂町として名誉が得られるなら、
当たり前のことをして、佐久穂町が称えられるなら、
町民参加イベント『投票率90%越え!』
やってみませんか?
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